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ネットワークオレンジの食育活動福之助

ネットワークオレンジ 代表理事 小野寺美厚代表理事 小野寺美厚

ネットワークオレンジの食育活動は2014年3月から始まりました。

視察で訪れたフランス プロヴァンスの生活文化に、温もりのある豊かさを感じた事がきっかけとなりました。季節を彩り 豊かに美しく魅せる、じっくりと日常を楽しむ文化。

「オレンジの子供達と、
こんな風に健康的な暮らしを送りたい。」
そんな思いを
「Slow Life~豊かさの創造~」
という言葉に込めて、オレンジでもじっくり取り組んでいこうと思いを膨らませて 帰国しました。

一番最初に取り組んだのは、社会人グループ「オレンジエッグ」のお昼の調理体験です。

調理体験(平成14年4月)

心身をつくるのはやはり「食」ですよね。子供の頃は家庭の中で作ってもらったご飯を美味しく食べることが出来るけれども、大人になったら、コンビニ弁当や御弁当屋さんの食事が増え、自由に選択できる分、健康管理が難しくなってしまう現実があります。

食べものを作る楽しさを体験しながら、みんなで健康ライフを築いていこう!と目標を掲げ、社会人グループの皆さんと身体に優しい食材を使用したお昼の調理体験を始めました。

当時のスタッフの中には反対する声もありましたが、継続していく中で、保護者さんや、子供達の食育への理解が自然に高まっていきました。

食育菜園を耕し始めた当初

写真は2014年当時、食育菜園が始まったばかりのものです。食育菜園を始めた頃は、5メートル四方を子供達と耕すことが精いっぱいでしたが、今では菜園に携わる人数も増えて、色々な作物が採れる、まさに食育菜園となりました。

菜園の土は、ミネラルが豊富で特に根菜類が美味しくできる畑です。たとえば さつまいも、さといも、じゃがいも、にんじんもとても美味しく出来ます。昨年は立派な 山芋 も収穫しました。その他にも、枝豆やトマト類、なす、オクラ、ねぎ、かぼちゃ などを作っています。

現在は、エッグ、フラッグさん達のお昼はもちろん、2015年に創設したグループホームでも化学調味料や添加物が入った食材は使用せず、ハム、ソーセージ類も品質の良い無添加の物を使用しています。
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調理体験からスタートしたネットワークオレンジの食育活動は、月日を重ねていきながら徐々に活動を広げていき、1200㎡の畑いっぱいに無農薬野菜を栽培する食育菜園を運営するほどの成長を遂げていきました。2019年からは、1600㎡に農地を拡大して野菜作りを行っています。
食育菜園のさつまいも畑

食育菜園での作業は、東日本大震災で被災した方々の新たな仕事の機会にもなっています。

近隣地域に住む、農業が大好きな方々を新聞広告で募集し、現在(2019年6月時点)、20名の菜園スタッフの皆さんがオレンジの子供たちと共に菜園で野菜を栽培しています。

食育菜園で収穫した野菜は、オレンジマルシェや産直オレンジ等で販売を行っています🍅🌱✨